【1期生】藤本 舜
秀岳館高等学校 → 中部学院大学 → 日本生命硬式野球部(外野手)(2023年9月)
●5回表に先生の2点適時二塁打を放った藤本 舜(日本生命)
●9月13日記事
◇第48回社会人野球日本選手権大会近畿地区最終予選代表決定戦 日本生命3―0パナソニック(2023年9月13日 わかさスタジアム京都)
日本生命が3―0でパナソニックを下し、11大会連続39回目の本戦出場を決めた。梶田茂生監督は「目指していた野球に近づいた勝利ではないか」と最終予選2試合連続の完封勝利に自信を深めた。
野手で光ったのは、プロ注目の「1番・中堅」藤本舜だ。5回2死二、三塁で左中間へ決勝の先制2点二塁打を放った。さらに三盗も成功させて、追加点の生還も果たした。
「うしろにつなぐことだけを考えていた。(三盗は)投球のテンポが一辺倒だったので行けると思いました」
中部学院大から入社2年目の俊足巧打の外野手。50メートル走5秒8の快足でプロの注目を集めている。
水野雄仁スカウト部長ら3人態勢で視察した巨人など球場にはNPB7球団のスカウトが訪れた。
ドラフト解禁年で最後のアピール期間ながら「チームの勝利しか考えていない」と冷静。本戦に向けて「予選では初回の出塁ができなかった。1番打者として出塁率を高められるように意識してやっていきます」と本戦を見据えた。
◇藤本 舜(ふじもと・しゅん)1999年(平11)10月9日生まれ、福岡県久留米市出身の23歳。小学1年に山川リトルスカイーズで野球を始めて遊撃手。良山中では久留米東ボーイズに所属。秀岳館では2年春に背番号18でベンチ入りし、3年春に背番号8。2年春に甲子園初出場し、3年春は選抜4強入り。中部学院大を経て日本生命では22年に日本選手権、今年は都市対抗に出場。50メートル走5秒8、遠投100メートル。1メートル75、72キロ。右投げ左打ち。