【4期生】 内田 了介
埼玉栄高等学校 → Honda 熊本硬式野球部(投手)(2023年3月)
●内田了介投手の特徴
・最速150㌔のストーレート、スライダー、カーブ、フォーク
・縦横変化のスラーダーで空振りを奪う
・強気の投球中継ぎセットアッパーなら一軍◎
3月6日に開幕したJABA東京スポニチ大会。主要なカテゴリーでは、最初の大きな公式戦で毎年、プロの注目度が高い大会だ。神宮球場での予選リーグ3日間で、最も多くスカウト陣が集まった試合が、三菱重工EastとHonda熊本の一戦だった。
スカウト陣のお目当てとなっていた選手は、Honda熊本の先発マウンドに上がった内田了介。埼玉栄では下級生の頃から評判だった投手で、筆者が初めてピッチングを見たのは、2019年8月に行われた埼玉南部地区の新人戦、対浦和実戦だった。
試合は3対7で敗れたものの、リリーフで登板した内田は、最速145キロをマークしたほか、打者としても4番を任され、初回にスリーランを放つ活躍を見せている。
3年時はコロナ禍で公式戦がなく、同年9月に開かれたプロ志望高校生合同練習会に参加してアピールしたものの、どの球団からもドラフト指名はなく、Honda熊本へ進む。
内田は、社会人1年目から都市対抗予選で先発を果したほか、過去2年間での公式戦登板は9試合、19回2/3を投げて自責点1という成績を残している。
今年のスポニチ大会では、初戦の日本製鉄かずさマジック戦でリリーフとして登板し、3回を無失点と好投。準決勝進出がかかる三菱重工East戦で先発を任された。
◆今後の活躍次第では、一気に有力候補に浮上する可能性も